松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

納豆

もう何年も前から言っていることですが、赤貧の住んでいる地域は転作大豆の一大産地です。豆腐店(工場)は何軒かあります(オーケー食品のような上場企業もある)。ところが、納豆工場というのは見たことがありません。一部、農協さんと提携して県外の納豆メーカーに生産委託した商品は、地元のスーパーにも並んでいますが、そこまで売れ筋っぽくはありません。
一時期、真面目に見積をとっていくらかかるのか検討したことがあります。
とうぜんですが、まず作業所を確保しなければなりません。
意外と原価にはねかえるのが、小分けにするか、大パックにするかという点です。
大きな容器に盛って、家庭で食べるときに分けてもらうスタイルだと、原価は大幅に下がるのですが、福島や茨城ならいざしらず、九州で500gパックなんて見た記憶はありません。50gずつの小分けパック*個入りで売る地域ですので、そのぶん経費はかかります。
機器を中古で揃えても1,000万近くかかりますし、それの元をとるために乗せられるおカネは限られますから、かなり厳しい商売になるだろうな、という気はします。