松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

シャボン玉せっけん

シャボン玉 粉石けん スノール紙袋 2.1kg

シャボン玉 粉石けん スノール紙袋 2.1kg

石鹸をダイレックスで買い求めるとき、たまたまここの会社の粉石鹸を見かけました。懐かしいと思いましたが、さすがに買い求めませんでした。
10年以上前は、ここの製品の信者でした。
赤貧は若いころ、フケがひどかったのです。遠賀川流域住民の会という河川愛護団体がありまして、そこが後援した講演に、当時のシャボン玉せっけんの社長が招かれたことがあります。それに参加して興味をもち、試しに無添加せっけんで洗髪したところ、フケがみるみるうちに減りました。まったくなくなるほどの効果はありませんが、少なくとも自分で気持ち悪いと思うような状況ではなくなりました。
今になって考えてみると、シャンプーの洗い流しが足らず、かぶれていたのではないかと思います。石鹸のほうが合成界面活性剤よりも弱いため、よかったのでしょう。
その後、市販の化粧石鹸を試してみても同様の効果があったため、手に入りにくかったシャボン玉せっけんから、市販の化粧石鹸へ移行して、いまに至ります。
子どものころ、粉石鹸は汚れ落ちがよくなかったため、汚れのひどい洗濯物は大鍋に入れて石鹸と一緒に煮ていた記憶があります。それを二槽式洗濯機へ移し、最後は脱水槽で絞ってから物干し竿にかけていきます。その後、洗剤のよいものが登場し、「作業服を煮る」工程は実家からなくなりましたが、不思議と粉石鹸を見ると、ただ作業着を煮るためだけにあった大鍋を思い出します。実家を改築するとき久しぶりに発見して、錆びて穴があいていたのを発見し、鉄製だったのかと驚いたことも思い返されます。