美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

「スターリンの葬送狂騒曲」

https://kbc-cinema.com/movie/700.html
4日、学校の電源設備点検の立会があり、それから町内会の用事に出て、15時ごろに福岡市内に出ました。久しぶりの映画鑑賞です。
 
この作品は、スターリンが1953年3月5日に亡くなり、3月14日にフルシチョフが最高指導者に選ばれるまでの9日間の椅子取りゲームを描いたものです。スターリンは死ぬ4日前に徹夜で側近と酒を呑み、その後容態が悪化して5日に亡くなります。その側近のひとりだった、今でいうKGBの長官だったベリヤによる薬殺説(たしかネズミ殺しの薬です)もあるのは、多少なりとてソ連史をかじったことがあるひとならわかると思います。この物語もその線で進行していき、ベリヤがマレンコフを抱き込み、彼をスターリンの後継の最高指導者に就かせ、フルシチョフがベリヤの追い落としを画策します。ベリヤはフルシチョフの愛人スキャンダルを暴露し、フルシチョフはベリヤに幼女趣味があり、かなりの数の犠牲者がいることを暴露し、互いを追い立てます。ほかにも足の引っ張り合いはあるわ、多数派に抱き込むために重鎮の妻を政治犯収容所から釈放させるわ、「あいつが殺した」と陰謀論を吹き込もうとするわ、やりたい放題。
国葬の裏で、互いの足の引っ張り合いはつづきます。
マレンコフがベリヤを見捨てて、それに乗じて赤軍ジューコフ元帥を味方に引き込んだフルシチョフがベリヤを逮捕したのは6月、銃殺刑にするのが12月。ここまでで、いったん物語は終わりです。
なお、マレンコフはフルシチョフに立てついたかどでのちに首相の座を追われ、水力発電所の所長に左遷されます。ジューコフ元帥は国防大臣となりましたが、その職を追われ、フルシチョフの次、ブレジネフの時代まで、名誉回復されることはありませんでした。
だいいち、政敵を銃殺刑で亡き者にしてまで権力を射止めたフルシチョフ自身が、のちにブレジネフらにより失脚させられていますから、お話になりません。
なんですかこの椅子取りゲームは(笑)権力ってそんなに楽しいものなのでしょうか。
  
背景をさきに知ってから観ると、とにかくブラック・コメディに徹するよう仕上げた監督やスタッフの力量に感心することでしょう。
 
現代でも、某大物政治家のおひざ元で彼が推す候補の対抗馬で市長選に出たばっかりに、自身が経営していた建設会社を潰され、たまたま拾われた他県の代議士の後継として立候補、十数年ぶりに代議士に返り咲いたひとがいました。そのひとが市長選に立候補したとき、某大物政治家の事務所が選挙妨害を893に依頼して、見返りが反故にされたことに腹を立てた893が火炎瓶を某大物政治家宅に投げ込んだ事件がありました。その某政治家の事務所と893を仲介した人物から念書が出てきて、「もり・かけ」の次の爆弾として準備されているという噂もあります。
ああ、権力闘争は恐ろしいですね(笑)
赤貧には縁のない話ですが。赤貧は権力なんて欲しくありません。老後まで食いっぱぐれのないおカネが欲しいのです(-人-)
あとは、仲間由紀恵のような美人と巡り合い、お**いの大きな女性と巡り合えれば、もうそれ以上は望みません。
 
ま、死ぬまでそれなりの生活は叶うかもしれませんが、あとの二つは、無理っぽいですけどね。