松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

スピリタス梅酒


天満神社の梅を収穫し、処理を終えて冷凍庫に放り込んだあと、今度は梅酒の瓶を置く場所の整理にとりかかりました。
しばらくはキッチンに新しく仕込んだ梅酒を置いていてもよいのですが、いつまでもそういう訳にはいきません。
2013年にスピリタスで漬けた梅酒が出てきたので、神棚に少しだけお供えしました。
このスピリタス梅酒、年に2回ほど味見はしていたのですが、さすがアルコール96%の化け物で漬けているせいか、味の角がまったくとれません。見てのとおり、エキス分は茶色になるまで出ており、味は濃厚なのに、舌に刺激が残る。寝かせればどうにかなるかと思っていましたが、ここまでくると最初から酒の選択を間違えたか、としか言いようがない代物です。
最初は、砂糖の量が少なすぎたのだろうと思っていたのですが、後年、味見ついでに砂糖を加えてみても、あまり刺激は減りませんでした。
おそらく、将来的にはどれかと混ぜて、あらためて寝かせなおす必要があるようです。ホワイトリカーやブランデーにスピリタスを混ぜて、度数を高めにしたものはびっくりするほどおいしく仕上がるのに……。