松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

紅茶の話のつづき

某国産の茶葉について補足をしたいとおもいます。
けっして、赤貧としては某国を馬鹿にしているつもりはないのです。
ただ、この国のもので、納得のいく茶葉にお目にかかったことがないというだけです。隣国は、少数ながら日本に輸入代理店があり、20年ほど前から、自国内の高級品を手に入れることができます。水色もよく、くせのない味で、これはこれでよいものです。ところが、そういうのを手に入れる機会がない。
最近、というより、ここ数年、ちょっとずつ楽しんでいるのが、ディンブラ・ストラスペイ農園のもの。6年前に購入して、少しずつ大事に飲んでいます。だいぶ香味もへたれてきたものの、草の匂いのなかにある力強い味わいは、ブレンドティーでは味わえません。ただ、こういうちゃんとした紅茶は、さすがにコンビニで買った甘食をかじりながら飲むわけにはいかないため、なかなか口にするタイミングがないのです。もう少し、バターなりが多い、味の濃いものでないと、負けます。
市販のティーバッグは、甘食によく合います。あっさりとしたものには、あっさりとした味がよいのです。