- 作者: 西部邁
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1983/07
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天寿を全うしたというのは大嘘で、実態は病院死じゃないか、という主張を最後にされているとは知りませんでした。
それにくわえ、自殺してしまうとは。
川に飛び込めば発見後に検死が待っているわけです。現代の法律で、病院死から免れる方法があるとでも思っていたのでしょうか?下手に家で死なれたら、あとで他殺の疑いで警察出てきてえらいことになることを知らなかったのでしょうか?
自裁死というのも、この手の人物が良く使うけれど、わからない言葉のひとつ。自らを裁くのは勝手だけれど、死を賜うことができるのか?自らへの殺人ではないのか?
自分の最後は自分で決めたいというのは、心情としてはわからなくもない。ただそれをやりたければ、最後に社会に引き戻されなくて済むような離れ小島か、救出を拒むような高山に立てこもってやるべきでしょう。川へ飛び込んだところで、彼が批判していた現代の制度のなかで最後は処理されて「病院死」として、終えるだけです。まさかこんな浅薄な死に方を選ぶとは思わなかった。意外。
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http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/180121/lif18012120200014-n1.html
(略)
「ウソじゃないぞ。俺は本当に死ぬつもりなんだぞ」−。21日に死去した西部邁さん(78)はここ数年、周囲にそう語っていた。平成26年の妻の死などによって自身の死への思索を深め、著作などでもしばしば言及していた。
昨年12月に刊行された最後の著書「保守の真髄(しんずい)」の中で、西部さんは「自然死と呼ばれているもののほとんどは、実は偽装」だとし、その実態は「病院死」だと指摘。自身は「生の最期を他人に命令されたり弄(いじ)り回されたくない」とし「自裁死」を選択する可能性を示唆していた。
(略)
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