松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

「世界の共同主観的存在構造」

世界の共同主観的存在構造 (講談社学術文庫)

世界の共同主観的存在構造 (講談社学術文庫)

廣松渉著作集〈第1巻〉世界の共同主観的存在構造

廣松渉著作集〈第1巻〉世界の共同主観的存在構造

まだ若かりしころ、「なにかとんでもないことが書いてある気がする」と感じて読んだ本が、岩波文庫に収録されて再刊される。残念だが電子版がないので、買い直すことはしないが。

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https://www.iwanami.co.jp/book/b325113.html
あるものをあるものとして認識するとはどういうことか? われわれはいかにして「一つの世界」を共有し,その世界はどのように構造化されているのか? 人間を「共同主観的存在」と見る立場から,認識論の乗越えと再生を目指した廣松哲学,その核心を示す主著.鼎談「サルトルの地平と共同主観性」を付載.(解説=熊野純彦

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岩波文庫の解説文がこの本のテーマを簡単に示しているのでそのまま引用する。一部は別の本で電子書籍化されているので読むことができるし、これから久しぶりに再読しようと思っているのだが、ぜひ、岩波書店には電子版の出版も期待したい。