松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

どうして逆に進むのか。

漢字領域の拡張ではなく、公用で使える文字の制限、伝統的・歴史的なもの以外は排除する方向に進むべきだと思うのだが。個人が勝手に使う分はかまわないが、行政が自ら経費増大要因を抱え込んでいったいどうしようというのか。
ひらがなを明治のころに整理して、いわゆる「変体仮名」として排除したようになぜできない。どうして逆に進むのか。
それが日本人の限界なのかもしれぬ。嘆かわしいことだが。

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171225-00000044-zdn_n-sci
 
情報処理推進機構IPA)は12月25日、データで扱える漢字として約6万文字の国際規格化が完了したと発表した。これにより、複数の規格に依存していた常用外の漢字を、統一的な文字コードで扱えるようになる。これまで一貫的なデータのやりとりが難しかった人名用の異体字をカバーし、電子行政用のシステム構築や運用効率、利便性が大きく向上することが期待されるという。
 日本では、1978年に約6000種の文字コードを初めて策定した。しかし6000種では人名や地名の表記には不足していたため、工業規格、戸籍の電算化、住民台帳それぞれの立場で独立に文字種の拡張が進んでいった。
 個別に拡張が進むことで相互運用が難しくなることを懸念し、経済産業省は02年に戸籍や住民基本台帳などで必要となる文字の調査を開始、09年に約6万文字という調査結果を得た。これら6万文字の文字コードやデータベースなどの開発をIPAが進め、17年12月22日に発行された、文字コードの国際規格である「ISO/IEC 10646」の最新版に反映されたという。漢字の統一規格化の調査から完了まで、15年間に渡る事業となった。
 IPAでは、国際規格化に合わせた「IPAmj明朝フォント」やMJ文字情報一覧表などのバージョンアップを順次実施していくという。

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