松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

週刊東洋経済 2016年9月3日号

https://store.toyokeizai.net/magazine/toyo/20160829/

若いころ、松下幸之助にかぶれていた知人がいました。
その知人の影響で、25くらいまで、たいがい松下幸之助は読んだ(読まされた)くちでした。

                                                                              • -

松下電器のすべての人は、サービス精神にこと欠いてはならない。それは、友人に対するサービスであるし、会社に対するサービスであるし、顧客に対するサービスであるし、社会に対するサービスである。いっさいがサービスから始まると考えていいと思う。

                                                                              • -

なにかの講演集だったか、当時から覚えている一節で、ひとことで言えば「うさんくさい」と斜に構えつつ覚えていたわけです。
ただ、あれから齢をとってみると「これ、正しいな」とおもう場面に出くわすようになってきた。
からしてもらいたければ、自分がそれ以上に与えること。ここでいうサービスは、そういうものです。
久しぶりに幸之助本でも読み返してみるか、と、おもった直接のきっかけは、この週刊東洋経済の特集記事でした。
バックナンバー、まだ売っているようです。最初心者向け、パナソニックは知ってても松下電器という名前を知らないくらいの若者に、どういうひとだったかをさらりと伝えるには、ちょうどいい感じです。電子版もあるようですから、気になったかたは読んでみてください。