http://www.kiminona.com/index.html
- 作者: 新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2016/06/18
- メディア: 文庫
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映画の上映期間が終わる前に、さらりと読んで映画に向かいたかったけど、これでは厳しい。
9日、とりあえず映画のほうの「君の名は」を、Tジョイ久留米で鑑賞することにしました。
半年ほどまえ、新海誠さんの「秒速5センチメートル」という作品を見る機会がありました。
あまりに現実的な恋愛映画にビックリ。ラストなんて、まず男が抱く恋愛幻想なんか、簡単にひっくり返してくれます。「男は追記・女は上書き」と、よく世間で言いますが、まさにあれ。
その作者の最新作ですから、見る側としても慎重にならざるを得ない。また現実的な恋愛映画に2時間近く耐えるのか、と。
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http://www.news-postseven.com/archives/20170104_480184.html?PAGE=2
(略)
「君の名は。」の監督の新海誠さんも若い子の気持ちを掴むのが上手いと思いました。たぶん新海さんは楽しい恋愛を高校時代にしたことがないんじゃないですか。それがテーマとして架空のまま、生涯のテーマとして活きている。青春時代の憧れを理想郷として追体験して白昼夢のようなものを作り出していく、恋愛しない人の恋愛小説のパターンなんです。
(略)
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そんななか、「恋愛映画じゃない」って評価が、ネットでチラホラ見かけるようになってきました。ひどいのになると、上記の石田衣良氏みたいに、作者の恋愛経験不足だとか書いてるものもある。
いかん。
まだ原作読んでないけど、行かなきゃ。とりあえず、自分で一度は見とかないといかんなと思って見に行きました。
映画館を出て、帰り道、モスバーガーでフィッシュバーガーとポテトのセットをいただきながら考えたのですが。
これね。ファンタジーです。
恋愛映画じゃない。
これから恋をする二人の出会いだけ。ただ、あまりに濃い記憶を共有しているだけ。たまたま同じ事件の記憶を共有する者が男女ってだけ。
これを恋愛映画として見ちゃダメだと思うんです。評者は固定観念キツすぎです。同じ事件で結ばれた者同士の恋は、これから。ラスト見りゃ、まるわかりじゃないですか。ねえ。
「秒速5センチメートル」で、あんまり現実的な恋愛映画やっちゃったから、どうなんだろうと思ってたけど、その一歩も二歩も手前のファンタジー。
すごい。ヒットするだけのことはあります。
久しぶりにすごい映画見ちゃった。「秒速5センチメートル」が身も蓋もなかったからね。ああ、これなら男も希望をもって鑑賞を終えられる。ありがたい(笑)