松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

織幡宮

http://www.genbu.net/data/tikuzen/orihata_title.htm
三福町の天神さまにも、寺内ダムのところの美奈宜神社にも、織幡宮と書いた小さい祠が在ります。
ネットで検索すると、鐘崎漁港にあるらしい。
甘木なんて、海ないわけです。なのに、在る。
前々から気になっていたんですが、なかなか行く機会がない。25日、年賀状書くのに飽きて、ふと思い立ち、鐘崎まで行ってみることにしました。

クルマのナビをセットして、着いてみたら、路上。エンジン切ってぐるり見渡すと、ありました。鳥居が見えます。


西鉄のバス停があると地図には載っていたのですが、ない。下を見ると、ボッキリ折れて駐車場に転がってました。西鉄さんも無茶するなあ、と思って見ると、朝2本のみ。
ああ、しょうがないね(笑)



立派な鳥居をくぐると、海女発祥の地の碑。日本の海女さん発祥の地なのだそうです。

その反対側に、巨石。釣鐘が沈んでいるという伝承があり、引き上げてみたら、石だったそうです。まあ、金属ですから、途中で腐食してなくなったかもしれませんしね。石だったのかどうかは、神のみぞ知る世界でしょう。
階段を上がると途中に社務所があり、クルマが停まっていたので、帰りに御神札をいただけたら、と思っていたのですが、階段を下りたころにはクルマがなく、照明も消えていたので、断念。


拝殿は鉄筋コンクリートで、丈夫そうな造りです。本殿は木造の流造。

拝殿向かって右手から、海が見えます。

武内宿禰の沓塚があります。沓塚とは、ここで靴を脱いで昇天したとされるところ。
ええと。鳥取宇倍神社にも沓塚ありますし、高良山の奥宮は「高良廟」で武内宿禰墓所と伝承されています。
武内宿禰さん、何回、各地で死んでるんでしょうか?