美風庵だより

幻の花 散りぬ一輪 冬日の中

ふとおもう(゜゜)

私本太平記を読みつつ、ふと、おもう(゜゜)
なぜ、これを思い出したのかは、わからん。無常感だろうか。

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戦争から、きらめきと魔術的な美がついに奪い盗られてしまった。アレクサンダーやシーザーやナポレオンが、兵士たちと危険を分かち合いながら、馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する。 そんなことはもうなくなった。これからの英雄は、安全で静かで、物憂い事務室にいて書記官たちに囲まれて座る。一方、何千という兵士たちが、電話一本で機械の力によって殺され息の根を止められる。これから先に起こる戦争は、女性や子供や一般市民全体を殺す事になるだろう。やがて、それぞれの国々は大規模で、限界のない、一度発動されたら制御不能となるような破壊の為のシステムを産み出すことになる。人類は、初めて自分たちを絶滅させることが出来る道具を手に入れた。これこそが、人類の栄光と苦労の全てが最後に到達した運命である。

ウィンストン・チャーチル「世界の危機」より

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