松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

可哀想なひともいるもんだ(゜゜)

近所のおぢさんと、昨夜、晩御飯いっしょだったんですが。
隣の男2名の会話がよく聞こえるのでついつい盗み聞きしてしまいました。
 
「母に孫の顔が見たいと泣かれたので、知人の紹介で会った女と結婚した。子供が出来たがいろいろ辛抱できないので離婚することにした。母が親権はこっちだと騒ぐので、明日、弁護士に相談に行く」と、若いほうの男。
 
まあ、細かい断片を総合すると、母親がけっこうやり手っぽいから、子供抱えた悲惨な男親状態にはなりそうにないっぽい。
 
しかし。
 
親から孫の顔が見たいと泣かれて嫁を探す男も相当なアホだけど、親権の奪い合いの陣頭指揮を母親がするってのも……(^_^;)みっともない。
 
おぢちゃん、子供のころ親が離婚していろいろエライ目にあったってのもあるけど、親に言われたから結婚してみたっていう時点でもう信じられない。
で、しょせんその程度でつかまえた相手に何を期待してたのか、こんなはずじゃなかったと幻滅して、子供も出来てるのに離婚するわけですよ。
そこにまた親が介入する。
 
まあ、本人に号令かけた側として、最後まで陣頭指揮とるのは責任ある行為だって気もせんでもないけど、そもそも親子といえど他人だからね。自分の願望でこぶつきの余生送らせて、子の人生を毀損していいわけない。子にしたって、自分の意思で動いて失敗したなら納得もできるだろうけど、親にいい加減孫見せろと命令されてじゃ、人生納得できんだろう……。
 
と、思ったのは、おぢちゃんの実父もそんな感じだったからなんですよね。
「周りにいい加減決めてしまえと言われて決めた」と、言い訳をうんざりするくらい聞かされても、子供は楽しくもなんともない。そういう親にはならんでね、と思いつつ店を出ました。
 
なんかあんまり酒とご飯が美味くなかったな(´・ω・)