松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

やったー安く食い放題!ヽ(・∀・)ノと一瞬思ったが。

よく讀むと、シシャモなんだよね。本物の。
子持ちシシャモと云ふ名前でよく賣られてゐる、おぢちやんの好きなカラフトシシャモではないのよ(^。^;)
本物のシシャモは身の旨味を味はふ魚で、過去に數囘食つたことあるけど、美味ひんだ。身が。とくにオスの味はひがね。
でも。やつぱ魚卵たつぷりの子持ちカラフトシシャモのはうが好きだな。身の旨味は少ないけどね。
魚卵タップリなのがいいんだよね。本物のシシャモはあんなに魚卵抱へてないもん。
前から思ふんだが、漁獲量減でシシャモの代用魚として70年代から流通し始めたとよく記事で見かけるけど、さうぢやなくて魚卵タップリのデカい卵巣が美味ひと感じるから賣れたんぢやなからうか。
昔ながらの鹽鮭と脂肪たつぷりのノルウエーサーモンの違ひに似てゐる氣がする。
マグロのトロなんて、昔のひとは食つてなかつたらしいからね。アブラが強すぎて。でも、今そんなこと言つてたら笑はれる。
「歌は世につれ 世は歌につれ」と云ふけど、「味は世につれ 世は味につれ」なんだらうな。たぶん。

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http://sankei.jp.msn.com/science/news/131009/scn13100915490000-n1.htm
 
シシャモ大量飼育に成功 北海道内漁獲減で研究
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 北海道室蘭市の道立総合研究機構栽培水産試験場の石田良太郎研究員らのグループが9日までに人工孵化(ふか)させたシシャモの稚魚約1500匹を体長約8センチまで飼育することに成功した。道内の名産地、むかわ町などで漁獲高が大幅に減っていることから3年前に研究を始めた。
(略)

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