いやあ、素晴らしかった!
アルチュニアンなんて実演聞いたの何年振りだろう……10年は聞いてないとおもう。
つか、アルチュニアンってこの1曲しか知らないんですけどね。昔はHPがあって、自作の一部を公開されてたんですけど、本人がお亡くなりになって、そのHPもどっかいって。
冒頭の必殺っぽいところから、もう豪華絢爛でムンムンとジプシー臭くてしかもソビエト音楽って感じでね(決してロシアではない)。
休憩後の、ブルックナーの交響曲第4番もまた素晴らしかった。
ロマン派っぽい演奏でも、インテンポで構成を示すような演奏でもなく、ビックリするくらい情景音楽。舞台の先に、雪をいただいた山々と田舎の風景がせまってくる。
夜明けの風景から、やがて牧歌と舞曲、そして闇が晴れて、山のいただきを見上げると、そこに神の姿が。
なんと言えばいいんだろう。
ブルックナーの4番って、自信喪失して、めげて、耳触りの良さを求めて、自身の主張より客の顔を気にしながら何度も作りなおした曲だとおもってたわけです。
軟派な曲というか。
たしかにそうなんだけど、それでもやっぱりブルックナーなんだよ、という部分はきちんとつかみだして、我々聴衆の目の前に見せてくれた。
それはもう素直に感謝しなければいけないとおもう。
ただ、非常に残念だったのは、客席の拍手が少なかったこと。
アルチュニアンなんてもっと
うおーっ!( ゚Д゚ノノ"☆ブラボー
でいいとおもうんだ。
ブルックナーもそう。
4月の定期より、
3月に聴いた大植/大フィルのブル8より、確実にいいんだけどな。
あっちは直感で揺らしてなんとなくロマンティックにやってみましたって感じの演奏で、正直、どうにも食えなかったし。
あと、望外にすごかったのは、
アンコールのピアソラです。
リベルタンゴっていろいろな編曲あるけど、こういうのもあるんだね(^_^;)
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第316回 定期演奏会
曲目
グルック/歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲(原典版)
アルチュニアン/トランペット協奏曲 変イ長調
ブルックナー/交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンティック」(1878年版を元にしたギュンター・ヴァント改訂版)
指揮
飯森 範親
トランペット
アンドレア・ジュフレーディ
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