松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

読み返してます。

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

老兵は死なず―野中広務全回顧録 (文春文庫)

老兵は死なず―野中広務全回顧録 (文春文庫)

ちょうど国旗国歌法が成立した時の官房長官だった野中さんの自伝とかの、該当部分を読みかえしてるところです。
あれから10年たつんだ……早いもんだ。
 
橋下知事の件で日弁連が声明だしてますね。
 
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/110526.html
 
(~ヘ~;)どうなんでしょう。
 
すでに10年前に、国旗は日の丸、国歌は君が代と定められたんだから、要はそれ自体がどうこうって話じゃないわけでね。
学校、とくに公立学校の式典で学校の先生が起立しないのはただの職務違反なんだし。処罰されても仕方ないでしょう……。
 
つか、本当に反対するんだったら出ちゃいけません。クビを覚悟してないってのがびっくり。
 
「式典から君が代を追放する運動」とか「ボイコットして欠席するぞ」とかやるんだったら、まだ、おぢちゃんも「やれやれ〜(^o^)」と援護の一つでもやってもいいかな、と思うんですが。
思想信条関係なく、主義主張を貫徹させようと闘うのは非常によいことなのでね。
でも、式典に出ます、君が代だけ起立しません、歌いません、って……どんだけ中途半端なんだよ、と( ;^^)
 
だってね。
国家が税金使って公立学校つくって義務教育をやるのは、どっからどうみても国家成員の養成のためであってね。
単なる義務教育ではなく、公教育そのものなんだから。
それが嫌だったら、生徒にしても先生の側にしても、「私学に行く」という選択肢があるわけですよ。むろん、「私学を作る」という選択だって、お金があればあるでしょうね。
 
公務員が公教育の場で、式典の儀礼としてしなきゃならんことを、個人の思想信条なるものをタテに拒否するとかありえないわけです。
そもそも、そういうのって礼法の一部なわけでね。
生徒が式典の儀礼がどういうものなのかを大人の模範を見ないで卒業しちゃったらどうするんだ、と。あとで困るのは生徒であってね。
 
「わがまま言うアホがおるのう……」と思ってたら、
 

                                                                            • -

http://www.asahi.com/edu/news/TKY201105300242.html
 
君が代訴訟、起立命じる職務命令「合憲」 最高裁初判断

 卒業式で君が代斉唱時の起立を命じた校長の職務命令が「思想・良心の自由」を保障した憲法19条に違反しないかが争点となった訴訟の上告審判決で、最高裁第二小法廷(須藤正彦裁判長)は30日、「憲法に違反しない」とする初めての判断を示した。

                                                                            • -

 
今日、こんな判決がでましたね。まあ、当たり前ちゃ当たり前。
 
でもまあ、おぢちゃんも今の立場上、立って「きいみいがあよーおあー」って歌ってるけど、たぶん仕事辞めて今の身分じゃなくなったら歌わないな( ;^^)
アメリカとか中国とか「ラ・マルセイエーズ」とかいいよな。
あのくらいパンパカパーンってやる曲がいい。
どうもあのメロディーは湿っぽくて。
 
メロディー作り直せばいいのに。
行進曲調は無理でも、「おお神よ我らが女王を守りたまへ」みたいな明るめの曲調には出来る筈。