Schmitt: La Tragedie de Salome / Franck: Symphonie en Re
- アーティスト: Yannick Nezet-Seguin,Florent Schmitt,Cesar Franck,Orchestre Metropolitain
- 出版社/メーカー: ATMA Classique
- 発売日: 2011/02/22
- メディア: CD
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聞いたこともないカナダ人の指揮者と
聞いたこともないカナダのオーケストラのCD
なのに買っちゃった。てへ(*^。^*)
(~ヘ~;)こういうところにお金を使うから、貧乏びふさん脱却できんのやろな。
で、肝心の演奏ですが。
真面目なひとなんだろうなあ(´▽`*)
すごくきれいで輝いてる演奏なんだが、
笑っちゃうくらい色気がない。
宮殿の情景描写からはじまって、サロメが踊りながら登場して、第2部、幻想的にはじまって、やがてヨカナーンの首を得て狂喜の踊りに突入するわけですが。
うん。ドラマティックに仕立てようとしてるんだけどね。実際ドラマティックなんだが、色気がない。
まあ、こちらのサロメは元になった台本がワイルドじゃないらしいんだけどね。
「ああ、お前に口づけしたよ、ヨカナーン!お前の唇は苦い味がする。あれは血の味だったのか?いいえ、恋の味かもしれぬ……」と独りで生首ぶらさげて妄想を爆走させる(踊り狂う?)サロメをヘロデ王が「うおおおんヽ(`Д´)ノこ、殺せ!」するあの狂気が足りない。
も少し言うと、ヘロデ王が妃ヘロディアスの連れ子なサロメも親子丼しようとして下心丸出しで「王国の半分でもくれてやる」とほざくあの狂気も足りない。
でも情景描写はばっちりなんだよな( 一一)
正直なところ、大野和士さんと九響がやったときの「サロメの悲劇」のほうがよかったなあ。
- アーティスト: パレー(ポール),イーンド(フランシス),ビーブル(フランセス),ロイド(デイビッド),イ=クウェイ=ツェ,シュミット,イベール,バロー,ルーセル,クリーン(メイナード),デトロイト交響楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2009/03/20
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ただ、セガン氏のCD、すごくパレーを意識してるのだけはわかる。だから逆に、わかるんだよなあ。もうひといろ足らないのが。それが色気なんだけど( 一一)
あ。つけあわせのフランクの「交響曲」はいいですよ(*^。^*)こっちのほうが好き。