松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

梅醤油

先日、梅酒と梅の醤油漬けを仕込んだ残りの青梅で、梅醤油も作ってたのですが、今日、はじめてハンバーグのたれに使ってみました(*^。^*)
 
似てるので混乱しないよう作り方を両方書いておきます。
〔醤油漬〕
・青梅のヘタをよくとり、汚れを拭き取って瓶に投入します。
・上から「濃口醤油」をひたひたになるまで入れます。おわり
〔梅醤油〕
・青梅のヘタをよくとり、汚れを拭き取ったら、「包丁で果肉にどんどん切れ目を入れてから」瓶に投入します。
・上から「薄口醤油と濃口醤油を8:2」で入れます。好みでオール薄口醤油も可、つか一般的にはオール薄口醤油みたいです。ただ、薄口醤油だけにしてしまうと、香りがほとんど抽出されないので、青臭すぎてて美味しくないような気がします。個人的にはオススメしません。
 
醤油漬のあとの醤油は、梅のまろやかな香りが移り、ほのかな酸味と相まってじつに爽やかな味わいになるのですが、この梅醤油の場合、香りはほとんどうつらず、酸味だけが抽出されて出てきます。
要は梅でつくった酢醤油みたいな味になり、それにほんのりと青梅の青臭い匂いがのってくる感じ。
同じ梅プラス醤油なのに、醤油の濃度や種類の違いで、こうも味や香りが違うのかとびっくりしてしまいます。
煮魚のくさみ取りに使っても良し、浅漬けの素として使っても良しですが、じつはいちばんの用途は、安い牛肉買ってきて焼いて食うときの「たれ」として使うこと。
安い肉のどぎつい脂が気にならなくなって、美味い(*^。^*)
 
ただ、これは寝かせると素晴らしい味になるようなものではないです。使えるようになったらどんどん使って早く使い切らないといけない。
ここらへんも濃口醤油でつくる醤油漬と違うところ。やっぱり即席は即席なりってことなんでしょうかね。