松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

梅干し

私は毎年梅干しを漬けてました。
実家と近くの山に数本梅の木があって、それの実をとってきて、梅干しを作ってました。
といっても、もっとも基本的かつラクチンな製法で作ります。
要するに、どっぱり塩を大量投入する方法です(^_^;
塩分20%の昔からある製法の梅干しです。
辛くて酸っぱいです。
でも、これがいいんだ(´▽`*)
塩分が多いと、おかずが少なくてすむんですよ。ごはんだけなら実はお弁当の製造コストってすごく安い。塩気たっぷりの梅干しなら、あとは卵焼きか佃煮でものせておけばOKですもんね。
この梅干しの製法、もとは死んだ祖母が教えてくれたもので、祖父や曾祖父は毎日、この塩っ辛い梅干しをごはんに2個入れたお弁当持って、仕事に行ってました。
マンソンじゃ梅干し作れないよ(つД`)
天日干しする場所がない。
なにが哀しくて、こんな県道沿いの交通量の多いところで、排気ガス吸わせて天日干ししなきゃいかんのだよ。ありえないよ。
干さないでそのまま最後まで漬けっぱなしというテもなくはないんですけどね(いわゆる梅漬)。
ただ、そういう作り方すると、硬い出来になるんだよな。塩気と酸味がどんなに年数たってもマイルドに混ざり合わないっていうか。
いかに「干す」という工程が味わいを良くするかがわかるんだよね。
 
いくら考えてもしかたがない。
来年は、実家に帰って梅の実ちぎって帰ってきたら、梅酒と梅漬で我慢するか(´・ェ・`) 干す場所がないもん……。