松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

「街の灯」

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指 揮 齊藤一郎
管弦楽 京都市交響楽団
演 目 チャップリン:映画「街の灯」

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オーケストラ・ライブ・シネマ「街の灯」に行ってきました。二日続けてアクロスってじつに珍しいことです。
オケは京響。福岡まで公務員の皆さんお疲れさまです(京響京都市職員だからね)。
名作サイレントをオケの生演奏で観る、ってとても贅沢なことです。
 
ただ、久しぶりのこの映画、ラストで花売り娘が気づくでしょう。
待ち望んでた相手は金持ちじゃなくて浮浪者だってことに。
これってむしろイヤなおわりかたですよね。
必死になって金持ちきどってる男の側にしても、見れば自分の正体が浮浪者ってすぐばれるわけで。
白馬の騎士を待ってたらバカボンパパが(@゜▽゜@)ノやあ!
ってくらい悪夢でしょうし(笑)
 
あとのことを考えたら、この終わりかたってどうよ?
ふと思う……いらん世話かもしらんけどね。
 
残酷なラストだよホント……おれだったらこんなラスト絶対にやらないな。
花売娘が気づかないで終わるってラストにするだろな。
そうしないと浮浪者が可哀想だもん。
 
でも、そうしない。
それがチャップリンチャップリンたるところだろな……。
あれはハッピーエンドなんかじゃないよどう考えても。
女優さんのあの「ええっ(*_*;」って表情を見ろよ。
チャップリンの「い、いや……(^^ゞ」って顔を見ろよ。
 
このあと「THE END」じゃなかったら救われないって客席(笑)
 
しかし、台詞ないのにホントに表情が豊かです。
役者さんの演技力がすごいなあみんな……。