松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

ちゃんぽん屋

用事があったので久留米に行きました。
用事に向かう前に、久しぶりにちゃんぽん屋に行きました。
JR駅からしばらく歩いたところに、「ちゃんぽんセンター」があります。
場所がどこかはぐぐるとすぐ出るので(^^ゞ
私のくちから教えるほどのことはありますまいて。
 

新幹線の工事は順調みたいですね。
 
「野菜大盛ちゃんぽん」880円をいただきます。
ここの特徴は、ラーメン用のとんこつスープを流用してちゃんぽんを供する店がありますが、まさにそれと一緒です。だってそれが売りの店なんだもん(^^ゞ
ただ、こういうつくり方は好き嫌いがあるのも事実です。
理由は、野菜から出る甘さが、どうしても久留米や博多のこってりとんこつと合わせるとクセがでることにあります。塩ダレや醤油ダレできりっと締めたのに、野菜から甘みがでるとどうしても味が複雑になりすぎるのです(これを「あまろやか(甘くてまろやか)」と表現した地元タウン誌があったな)。
替え玉の場合、湯切りした麺は水分を吸うほうなので、比較的味の落ちは免れやすいですが、炒め野菜は炒めることで組織が破壊され、なかの水分が必ず漏出しますから、スープがどんどん薄くなる。
とくに、とんこつスープの場合、脂も多いしコラーゲンも多いので、微妙な味の延びが「スープが薄くなった」と感づかれやすいのです。
だから、チェーン展開している某社ほか、通常のちゃんぽん屋(市販のちゃんぽんスープを伸ばして使っている一般店含む)は、とんこつ使用ではあってもラーメンスープとは別物。下手すると鶏がらとかのほうが比重が大きいかもしれない。脂とコラーゲンがきつすぎると味の調整が難しくなりすぎるから。
 
でもねえ。
 
おじさん、じつは好きなんだ(´▽`*)
こういう批判があるのは判ってるし、実際そうだと思うけど、やっぱり美味いもん。とんこつラーメンスープをベースにしたやつの、このソフトな味わいがいいんだ(^o^)
なんかね、幸せになるのよ。