松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

うきは市浮羽町山北 三次神社


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 最初入り口がわからず、石祠が見えたので敷地を横切ってしまいましたが、もしかすると私有地だったのかもしれません。

賀茂神社 (うきは市) - Wikipedia

三次神社(元宮様)
人皇第12代景行天皇18年西国を巡狩された時、この山北の地で霊畤(まつりノにわ)を立てられ、楯と矛を奉られて天神地祈を祭り熊襲の静謐(せいひつ)を祈られ、後に日本武尊、仲哀天皇も、神祈を祭られた事が起源となった。
景行天皇28年水沼県主(みぬまのあがたぬし)に勅して「ここに磐境(いわさか)を作り神籬(ひもろぎ)を起こし立てて神祈を鎮祭せしめられた」
由来
・境内にあって雨乞いに霊験著しい「三次石」から起こった。
・景行天皇(けいこうてんのう)、日本武尊(やまとたけるのみこと)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の御三方が次々に神祈を祭られたので三次神社と称す。
・景行天皇がこの社にお泊りになったので初め御次神社と申したのが三次神社と変わった。

景行天皇は、「日本書紀」に大足彦忍代天皇(おおたらしひこおしろわけ)とありますから、九州王朝正統ではないのはあきらかです。日本書紀では、景行天皇、日本武尊、仲哀天皇と3代つながっているため、この三次(つまり「三代」)神社でも問題はないのですが、実際のところは、大足彦は天之忍穂耳の子孫であり、日本武尊や仲哀天皇(足仲彦)と系譜はつながっていないと考えています。

するとここに在るのは、あくまでも天之忍穂耳を祖とする一族が祀った祭祀と考えられ、水沼県主もまた、同系統の一族であったことが考えられるのです。

久留米市大善寺町宮本 玉垂神社(玉垂宮) - 美風庵だより

水沼県主は、宇佐津彦の関係者だったのでしょうか。玉垂命、ひいては九州王朝の衰退後、支配地の再編が行われたのかもしれません。

福岡県神社誌:下巻423頁
[社名(御祭神)]三次神社(景行天皇、菅原道真)
[社格]無格社
[住所]浮羽郡山春村大字山北字日盛園
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2021.04.25訪問)

 

うきは市浮羽町山北 山北神社


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福岡県神社誌に同名の神社はなく、詳細は不明でした。とりあえず行けばわかるだろうと思い、現地を訪問してみました。

車道に面して鳥居が立っていないのが最初不思議でしたが、おそらく、これは個人の祭祀ではないかと思われます。

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楠森堂 福岡うきはで二百年【在来種のお茶】

「楠森(くすもり)」とは、河北家の古くからの屋号で、その祖先は相撲の神として後世まで名高い「大蔵永季」。家紋は相撲取りをかたどった珍しいものとなっています。
また、河北家住宅は日本近代美術史研究の先駆者、美術評論家・河北倫明の生家としても知られています。

大蔵氏 (豊後国) - Wikipedia

日田氏の使用紋は「鬼洲浜」。永季が後三条天皇から賜与された紋と伝わる。異形図案に頭頂部が剣状のものがあるが、こちらは「剣洲浜」という。剣洲浜は財津氏など日田氏の庶家や末裔が使用している。ほか日田神社や大原八幡宮の社殿装飾に見ることができる。

「剣州浜」紋です。つまり河北氏は日田大蔵氏の末であることを示しています。

画像を撮りそびれましたが、河北倫明生家の案内板があり、それをじっと読んでいたら車の邪魔になってしまいました。

どうやら製茶業を営んでおられるようですので、この近くを訪問したときに、あらためて在来種のお茶を購入して呑んでみようかと思います。 

福岡県神社誌:記載なし(発見できず?)
[社名(御祭神)]?
[社格]?
[住所]?
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2021.04.25訪問)

9月23日の日録

「白坂越えを歩く」がひと段落したので、久しぶりに「神社めぐり」をしました。

今回は、うきは市の旧吉井町部を中心に経路を設定しました。

毎回のことですが、事前にgoogleマップ、ゼンリン、地理院地図と福岡県神社誌の記載を突き合わせ、一筆書きになるよう順番を決めたリストをiPhoneに登録します。いつもは多くても最大10社ほどで切り上げるのですが、今回は、過去に作成したリスト含めて2周ぶんまわってみました。

暑い時期は自転車で出かける気力がなかったし、少し涼しくなったら「白坂越え」というさきに片付けたい宿題があって、すっかり神社めぐりにかつえて(飢えて)いました。

「1日1記事更新」を目標に掲げ、書き溜めのきくコンテンツとして「神社めぐり」をはじめたわけですが(おい!)、すっかりこれがメイン記事になってしまいました。書いている本人も、取材に行かないと心が飢える状態……。もうこれ、アル中とかわりません。危険です(笑)

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途中で車を移動させ、前半・後半、合計で20kmほど走りました。ぜんぶで23か所まわることができました。

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主な施設 公園紹介 / 福岡県 うきは市ホームページ

前半は「美津留川河川公園」の駐車場に停めさせてもらいました。

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1社目は、うきは市吉井町生葉の石清水八幡神社でした。ここは石清水八幡と名乗りながら、御祭神は応神天皇・住吉大神・高良玉垂命という特徴があります。要は、高良玉垂宮(高良大社)から祭神の中央を入れ替えて「八幡宮」に衣替えしているのです。

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前半でまわった神社で驚いたのは、境内に薪が山積みのところが複数在ることでした。神事で使うから準備されているのでしょうが、なかなか火を使いたくても使わせてもらえないご時世、ある意味うらやましく思えます。

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210号バイパス沿いに彼岸花が植えられていました。移動中、比較的広範囲で咲いているところを1枚撮影してみました。

ただ、だいぶ枯れてきているようです。今年はいっせいに咲き、いっせいに枯れるというふうではなかった気がします。気温の影響でしょうか?

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後半戦の最初は「浮羽島」を訪問しました。景行天皇の巡幸地とされているところです。

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ここを考えるとき、佐賀県神埼市に「的(いくは)」があることを考慮しておく必要があります。

生葉郡 - Wikipedia

景行天皇の九州巡幸の最終地として有名である。当時は的邑(いくはのむら)と呼ばれていた。 

同名の「的(いくは)」が、佐賀と福岡に在ったことになります。この点をどう考えるべきでしょうか?

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後半、車を停めさせてもらっていた若宮八幡宮裏手の駐車場に帰り着いたのが、12時半過ぎでした。ワクチン接種もどんどん進んでいるためか、人気の飲食店はどこも行列でした。

さすがに行列に並んでまでご飯をいただくほど酔狂な真似はできませんので、おとなしく帰宅しました。

第71回北九州定期演奏会 || 公益財団法人 九州交響楽団 -The Kyushu Symphony Orchestra-

開催日:2021年9月25日(土)午後3時開演
会場:北九州芸術劇場 大ホール
曲目
ハチャトゥリアン/フルート協奏曲(ヴァイオリン協奏曲・編曲版)
ビゼー/「カルメン」組曲 第1番
ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
指揮:大友直人
フルート:瀬尾和紀

25日は久しぶりの演奏会です。演奏会の感想もあります。あまり持ち越さないように、今日、訪問した分の下書きだけでも、頑張っておかないといけません。もう若くありません。記憶があてにならなくなってきています(笑) 

:公演情報│ミューザ川崎シンフォニーホール

ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第172回
日時:2021年12月18日(土) 14:00開演 
指揮:秋山和慶
ソプラノ:安井陽子
メゾソプラノ:清水華澄
テノール:宮里直樹
バリトン:加耒 徹
合唱:新国立劇場合唱団
曲目
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 op.125 「合唱付き」

それに、12月18日の第九も、旅程をいいかげん考えないといけません。しかし、今年はすごいですね。ミューザ川崎で聴いて、そのあと、翌週25・26は、小倉と福岡で秋山さんの第九が聴けます。

贅沢ですね……(ん?3回も聴いてなにすんのって?)。

うきは市浮羽町西隈上 えびす様


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隈上正八幡宮前の酒屋横にあるえびす様です。この辺りは旧街道沿いになるのか、各地にえびす様が祀られているのがみえます。

福岡県神社誌:記載なし(発見できず?)
[社名(御祭神)]?
[社格]?
[住所]?
[境内社(御祭神)]記載なし。
(2021.04.25訪問)