松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

飯塚市太郎丸 愛嶽宮


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ほんらい境内社は本社と一緒に記録を書いているのですが、御祭神が保食神(うけもちのかみ)とされているため、敢えて別項で取り上げてみました。

保食神 - Wikipedia

この説話は食物起源神話であり、東南アジアを中心に世界各地に見られるハイヌウェレ神話型の説話である。『『古事記』では同様の説話がスサノオオオゲツヒメの話となっている。よって、保食神オオゲツヒメと同一神とされることもある。また、同じ食物神である宇迦之御魂神とも同一視され、宇迦之御魂神に代わって稲荷神社に祀られていることもある。
神名のウケは豊受大神の「ウケ」、宇迦之御魂神の「ウカ」と同源で、食物の意味である。
食物神というだけでなく、「頭から牛馬が生まれた」ということから牛や馬の神ともされる。東日本に多い駒形神社では、馬の神として保食神が祀られており、さらに「頭から馬」ということで馬頭観音とも同一視されている。

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 ここであらためて、現地の案内板を確認してみます。牛馬の神として、明治の神仏分離の際、保食神を充てたようなのです。たしかに案内板にあるとおり絵馬が掲げられていたのですが、うまく写真が撮れず断念しました。次回、再挑戦したいと思います。

福岡県神社誌:上巻330頁
[社名(御祭神)]宝満宮(玉依姫命
[社格]村社
[住所]嘉穂郡穂波村大字太郎丸字観音免
[境内社(御祭神)]愛嶽神社(保食神、天神社(菅原神)、疫神社(塞座三柱神)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2020.10.14訪問)

飯塚市太郎丸 宝満宮(太郎丸宝満宮)


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穂波町教育委委員会(「穂波町」の部分が「飯塚市」と上から修正されています)が設置した案内板は、福岡県神社誌と微妙に境内神社の名前が異なります。

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石段をあがって境内を一周してみました。宝満宮の社殿の正面向かって右手に石祠があり、パッと見てお宮は2社しか見えません(愛嶽神社は少し離れた場所にあり、後日紹介します)。

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あらためて石祠をのぞくと、櫛田神社の御札が御神体に立てかけられていました。どうやら地元のかたの理解では、この石祠が須佐神社に相当するようです。

では疫神社とは?

いったん鳥居までもどり、入り口の石碑を眺めます。どうやら疫神社とは、この石碑群のことのようです。

八衢比古神・八衢比売神:玄松子の祭神記

道を守る神。八衢比古、八衢比売・久那土の三神を道祖神とする説がある。

塞三柱神社

御祭神
八衢毘古神(やちまたひこのかみ)
八衢比売神(やちまたひめのかみ)
久那斗神(くなとのかみ)

塞三柱神(サエノミハシラノカミ)/日本の神々の話 : 四季歩のつれづれ

三柱の神とは、八衢比古命・八衢比売命・久那斗命ですが、この神とは上総國式内社・姉埼神社の配祀神として、そして狭山市の廣瀬神社の相殿神で道饗祭の祭神ですから、廣瀬神社を訪れた時には参拝しています。
先に「塞神(さいのかみ)」を挙げていますが、これは日本古来からある原始神の一つであり、村境に祀られ、悪疫悪神の侵入を防ぐ神であり、名称も形も様々です。
その土地の人が通る時に手を合わせたり、石を積んだりして信仰しています。

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https://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do?specificationId=209541

昭和23年(1948年)当時の航空写真と現在の様子を見比べてみると、病院などの建設がすすめられ判りにくくなっていますが、もとはここまで家もなかったことが見てとれます。

もう一点気になるのは、現地の案内板で「宝満山信仰とは水の神への信仰」と言い切っている点です。竈門神社を勧請したとあることから、太宰府の鬼門を守る天台修験道の寺が本山であり、私たちが本家本元と目している山家宝満宮とは別の流れであることも、判ります。

福岡県神社誌:上巻330頁
[社名(御祭神)]宝満宮(玉依姫命
[社格]村社
[住所]嘉穂郡穂波村大字太郎丸字観音免
[境内社(御祭神)]愛嶽神社(保食神)、天神社(菅原神)、疫神社(塞座三柱神)
[摂社(御祭神)]記載なし。
[末社(御祭神)]記載なし。
(2020.10.14訪問)

4月10日の日録

6時40分過ぎに小倉駅に到着し、それから322号を車で走って帰宅しました。

折りたたみペダルに換装しました。 - 美風庵だより

帰宅後、先日交換した折りたたみペダルの具合を確認していないことに気づきます。

今週の神社めぐりも兼ねて、久しぶりに嘉麻市上臼井地区、つまり、以前の仕事場付近に行くことにしました。ついでに「道の駅うすい」で、めんべいのお徳用を買い求めます。

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道の駅うすい

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折りたたみ自転車で20分ほど走ってみました。

この折りたたみペダル、裏表があります。しかも、あまり裏表に重さの差がないのか、ちゃんと表が上に向いたのを確認してからでないと、使えません。その点だけは、注意が必要です。ほかは走っていてとくに問題はなく、最初は堅かった変速機(リアディレーラー)も、調子良くなってきました。100kmはもうそろそろ走っているはずなので、部品が慣れてきたのかもしれません。

そして、折りたたんで車に積み込む際、ペダルが足にあたらないので、便利です。

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今回は上臼井地区の日吉神社を訪問しました。

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帰宅して、めんべい3つのうち、2つを、月曜日に「お土産」と称して持参することにします。まぁ「お土産」には違いありませんからね……。

朝倉市荷原 美奈宜神社旧宮地


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いつも訪問している美奈宜神社ですが、今回、ほぼ1年ぶりに旧宮地まで足を伸ばしてみました。

朝倉市美奈宜の杜 喰那尾大明神 - 美風庵だより

神功皇后が戦勝祈願した山の頂上から、暴風の憂いなく祭礼のしやすい山の麓(この旧宮地)に移し、さらに秋月種實により、天正2年(1574年)現社地に移転しました。つまり、後年、拡張するたびに少しずつ場所を移り変わってきたわけです。この旧宮地には、祠がひとつ残っているだけですが、約450年前の記憶がこうやって残っているわけで、地元の皆さんの信仰の篤さがわかります。

過去の訪問記録

美奈宜神社と旧宮跡 - 美風庵だより

朝倉市荷原 美奈宜神社 - 美風庵だより
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福岡県神社誌:中巻8頁
[社名(御祭神)]美奈宜神社(住吉大神春日大神天照大神
[社格]県社
[住所]朝倉郡三奈木村大字荷原字寺屋敷
[摂社(御祭神)]筑前19社
[末社(御祭神)]天神宮、龍神社、金比羅宮、宮地嶽神社、高木神社、厳島神社
(2020.10.11訪問)