松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

2月14日の日録

生活困窮者です。

nanbu-shoko.jp

例年「城島酒蔵びらき」に行き、花の露と比翼鶴で4合瓶を2本ずつ買って、1年かけて呑み切っていました。料理につかう紙パック酒以外、神棚のお供えも、お屠蘇も、ぜんぶ4合瓶4本で間に合う生活を送っていたわけです。

ところが、今年は酒蔵びらきは中止。タレ焼の鳥肝串などを食いながら、あれこれ物色する楽しみが減りました。

予定が空いてしまったのと、やっぱりどこかでちゃんとした日本酒を買っておきたいということがあって、久しぶりに久留米市北野町の「庭のうぐいす(山口酒造場)」に顔を出すことにしました。

「庭のうぐいす」をはじめて知ったころは、純米酒特有の重さが気になり、そこまで美味いと思えなかったことを、正直に告白しておきます。それがいつだったかも思い出せないのですが、あるとき、高校の先生をしている知人に「庭のうぐいす」についての感想を述べたところ、がっつり燗をつけた状態で勧められ、ひとくち呑んで驚きました。早い話、自分が燗をしていた温度では、ぬるかっただけだったのです。その後、同じような経験を広島の「竹鶴」でも体験して「良い酒はもともと燗をするもの(しかも熱め)」という、(大手の宣伝に惑わされず)ほんとうは当たり前のことをやっと理解できるようになりました。

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朝、8時半過ぎに家を出て、自転車で往復28kmほど運動しました。

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西鉄甘木線 上浦駅を過ぎたあたりで、パノラマ撮影してみました。耳納山地背振山地を一望することができます。景色がよいと、自転車をこいでいてさわやかな気分になれます。

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おおよそ1時間ほど走って、久留米市北野町の北野天満宮に到着しました。まず、北野天満宮にお参りしてから山口酒造場へ向かいます。

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山口酒造場 – 磨き抜かれた技を継承

「庭のうぐいす」の製造元 山口酒造場に到着しました。

Products – 山口酒造場

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今回は、「特別純米」と「おうから」の4合瓶をひとつずつ購入しました。

 

まずは特別純米開封し、穴守稲荷から拝受した各務クリスタル製の江戸切子のコップに注ぎ、神棚にお供えしました。自分も、耐熱容器に移したものを電子レンジで燗をして、いただきました。久しぶりの昼酒です。なかなか幸せな気分になれました。

 

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(注:左に風呂場に干しているタオルが写りこんでいます)

ずっと入浴剤はバスハーブか、重曹を使っていました。バスハーブは効く代わりに1回あたりの値段も高く、そう毎回使えるものではありません。重曹で代用してごまかしていたのですが、最近ダイレックスで売っている重曹が「入浴用途に使用しないでください」と注記のある安物に変更になりました。さすがに「使うな」と書かれているものを使う度胸はないため、試しにバスクリンを買ってきました。

バスクリン 薬湯 | 製品のご案内 | 株式会社バスクリン

ぬるめのお湯にしてしっかり長風呂すると、身体がじっくり温まっているのがわかります。香りも妙に鼻につくものではないため、しばらく使い続けられそうです。

2月13日の日録

生活困窮者です。

第385回定期演奏会 || 公益財団法人 九州交響楽団 -The Kyushu Symphony Orchestra-

第385回定期演奏会
名匠秋山和慶と贈る フィンランドの音風景

開催日
2021年3月16日(火)午後7時開演(5/22からの延期公演)
曲目
シベリウス交響詩フィンランディア
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
シベリウス交響曲第1番 ホ短調 作品39
※当初の予定より曲目・出演者の変更がございます。ご了承くださいますようお願い申し上げます。
 
指揮
秋山和慶
ヴァイオリン
成田達輝

昨晩気づいたのですが、なんと3月16日の九響定期演奏会、秋山さんが代役だそうです。

さっそく、入場券を予約しました。久しぶりに1階席の隅っこです。アクロスの安い席は耳が悪くなるとあれだけ書いておきながら、安い席しか買えないのがつらいところです。でもまぁ、秋山さんが聴けるだけよしとしましょう。

昔、福岡市長が吉田氏だったころ、隣に座って聴いていたら、知らないかたが秘書かなにかと勘違いされてこっちまで挨拶してくるのでいちいちお断りしたことがあります。それ以前は九電かどっかのお偉いさんの横で、これもじつに面倒でした。たぶん、仕事帰りに背広着たまま演奏会に行くのがわるかったのかもしれません。

それが嫌で、定期会員時代、後方の列にわざわざ席替えを依頼したことがあります(笑)

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今とは比べ物にならぬほど生活に余裕があった2003年に仕立てた背広が出てきたので、12日、今の仕事場に着ていきました。まぁ、着られるものはとにかく大事にしないと……。

住宅ローンの返済だったり、前の仕事場を追放されたりといろいろあって背広の仕立てなんて完全に無縁でしたが、ひと段落したら久しぶりにちゃんとした物を作りたいですね。ただ、仕立物はまともなクリーニング屋でちゃんとメンテしないと汚れで生地が傷むのが難点です。

 

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午前中、痛風の薬を処方してもらいに病院に行き、門前薬局で10週分うけとりました。

それから家の整理をして、昼から、近場の大平山に登り運動しました。

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先週同様、大嶽神社側から登ります。今回は川にかかった竹の樋を流れる水で手を洗い、それから社殿に安全を祈願してから、登山道へ足を進めました。

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古墳の石室までたどり着きました。先日の日記を読んだ方から「防空壕?」というメールもいただいたのですが、防空壕にしては入り口がしっかり石でつくられてあまりに頑丈です。

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持丸・大嶽神社側と甘木公園側の分岐点はこんな感じです。

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山頂に到着しました。今回は「外食」セットは持参していません。途中の自販機で買った炭酸水を飲みながら、カロリーメイトをおやつ代わりにいただきました。

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我が家のあたりを望遠で撮影してみました。その後、のんびりしていると、風が強くなりはじめました。風の吹くほうを見ると、なんと、雨が降っています。

iPhoneで気象レーダーを確認すると、どうも雨雲はこちらをかするルートをとるようです。ゆっくりしていたら、濡れるかもしれません。

あわてて荷物を片付け、下山にかかります。

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前回の登山で、気になる分岐を発見していました。もしかすると、尾根伝いに持丸地区へ下りるもうひとつの経路なのかもしれませんし、たんなる林道かもしれません。すれ違う登山者がじろじろと見るなか、敢えて足を踏み入れてみました。

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最初は林道になっており歩けたのですが、途中で道が途絶えます。

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むき出しの赤土のうえに、根が腐った倒木がごろりと転がっていました。石が上に乗っているのは、もともと根こそぎ倒れたときには土がついていたのでしょう。雨にさらされ、根っこが食い込んだ部分だけ、石がそのまま残っているのです。いったいいつから枯死したままここにあるのか……。

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それ以上、足を踏み入れるのをあきらめ、下山しました。おおよそ1時間半の山登りでした。

あとでGPSのログを確認すると、自宅との往復までふくめて11kmほどでした。それなりの運動になったと思います。

 

ユージン・オーマンディ - Wikipedia

資料として持ってはいたものの、ある時期からずっと遠ざかっていたオーマンディを最近、引っ張り出して聴いています。今ごろ言うのもなんですが、やっぱりオーマンディはアルチスト(芸術家)を超えた本物のアルチザン(職人:匠)であり、すごい人だったんだなぁ、と思います。

ただ、テンポが速くてびっくりしますけどね。

山田松香木店「歓喜香」

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焼香 歓喜香 30g入 - 山田松香木店 オンラインショップ

桂皮・大茴香・山奈などの香原料を用いて
まろやかで落ち着いた香りに仕上げました。

30g入り、税込み330円という山田松香木店さんの焼香で最も安価な商品です。

あかり香炉かゆらぎ 8000゜ | 香木 | 香り・フレグランスの日本香堂

10年以上、ろうそくを熱源に香りを楽しむ香炉を使っているのですが、これでは熱が足らず、まったく香りがひらきません。どうしたものかと思案し、ガスコンロを持ってきてアルミ皿の上で加熱してみました。

……いい感じの匂いがします。

どうやら、焚く温度にコツがあるようです。

しばらく記憶をたどると、護摩焚きの記憶がよみがえります。

生活困窮者の実家は、墓地が真言宗のお寺にありました。実は本家筋から戦前に引き継いだ墓地・納骨堂も別にあり、何故か寺を2つ掛け持ちしていました(寺と交渉したもののどちらか一方に寄せることができず、そのままになっています)。

年に1回、護摩に行くと、わしづかみで粉を火にくべていました。そこからあがる不思議な匂いに驚き、お坊さんに訊くと「香」というらしいのです。

護摩支具 薬種 息災 7座分

厳密には違うのですが、あの香りをほうふつとさせます。

あかり香炉では厳しく、火種がないと匂いが立たないため、親戚に持ち込んで普通に焼香として消費してもらおうと思います。

2月11日の日録

生活困窮者です。

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最近気温が高いせいか、沈丁花のつぼみが少しずつ開いてきました。

今日は、個人事務所の用事で小倉に向かいます。カネにならないのにこうやってウロウロするのは、生活困窮者はあくまでも年単位で現在の雇い主と契約しており、放り出されたときのために、過去の御縁をおろそかにするわけにはいかないからです。定年まで安泰のプロパーと、生活困窮者のような有期労働契約の者が、同じ行動をとっていてご飯が食べられるわけがありません。

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知人の事務所が借りている駐車場を利用させてもらうのですが、より安いところを借り直したとのこと。どんなところか行ってみると入り口は狭いわ一方通行だわ(笑)そりゃあこれでまともにカネとったら客なんかいません。しかも、徒歩2分で船頭町(風俗街)だわ、小倉駅のほうが近いため歩く距離はほぼ倍だわ。えらいところです。みんなコロナ不況で死にかけてますから、仕方がないのですけどね……。

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途中、新幹線とJR鹿児島本線の線路をくぐり、モンベル小倉店をのぞいたあと、八坂神社に立ち寄りました。古札納所にこれまでお祀りしていた御神札などを持ち込みました。拝殿のなかから太鼓が聞こえ、どなたか御祈祷をうけられていたようです。

 

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2月8日の日録 - 美風庵だより

帰宅すると、2月8日、山田松に注文したお線香等が届いていました。

匂い袋は、いつものようにトイレに飾りたいと思います。

 

昨日の日記を読んだかたから、連絡をいただきました。

どうやら市内で放送されるケーブルテレビで、以下のようなやり取りが放映されたそうです。

或る議員が一般質問で学校建設について取り上げようとしたところ、市長を支援している事業者から呼びつけられ、3,000万円の仕事を渡すから質問をしないように、この件は市長・副市長も了承済みで、すでに事業者は決まっていると言われたとのこと。それに市長が「お前だって口利きしよったやないか」と言い返し、その議員が「どこに話をしたらいいかわからないと言われたので取り次いだだけ」と冷静に返答したとのこと。

白熱してますね……。

嘉麻市議会、学校建設案を可決 選定巡り百条委設置 /福岡 - 毎日新聞

嘉麻市議会は10日、臨時会を開き、義務教育学校3校の新築工事契約案3件を賛成多数で可決した。一方、これに先立ち「業者の選定方法が不透明」などとして地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委員会、議長除く15人)の設置を賛成多数で決めた。
契約案3件を巡っては、8日に別の調査特別委(全市議16人)で賛成多数で可決していた。しかし同時に「建設には賛成だが、プロポーザル方式による業者の選定基準が不明確」

どうも新たな展開があるようです。これでなにか真実があきらかになるとも思えませんが。

黒幕の首をとってやると息巻いている皆さんは、取った後、誰に焼け野原の後始末を押し付けるかまで、考えてはいないと思います。中途半端に黒幕を退場させれば、M岡市政と同じ、黒幕一味が仕掛ける足の引っ張り合いにはまり、また右往左往するばかりで人材が損耗していく時代に戻ります。

自壊するまで待つのが、あとの立て直しを考えれば、賢明です。ここで首の皮がつながっても、どうせまたなにかやらかします。

もう一点は、ここ数年で入庁した職員の意識改革がカギになります。合併以降に入庁した彼らは、なにがまともなのかを知りません。彼らにまともを教えるのは、新興宗教から脱退させるのに近い、難作業になるでしょう。

こんな茨の道、普通の人間なら、絶対に引き受けません。

妙なことにならなければよいのですが。