松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

朝倉市上寺 天満宮


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上寺地区の天満宮もまた、福岡県神社誌にはほとんど記載がありません。ただ、天満宮参道に2か所かかっている石橋についてインターネットで紹介があったりするため、有名な存在ではあるようです。
社殿も新しく手掛かりになりそうなものが見当たりません。なにかほかにないかと境内をうろついていると、社殿改築の際の奉賛者名が彫られた石碑を発見しました。「吉松」姓が多く見受けられます。吉松が比較的多いのは、うきは市千年地区ですが、ここ、朝倉市上寺地区も吉松氏が多い土地柄です。

「吉松」さんの名字の由来、語源、分布。 - 日本姓氏語源辞典・人名力

吉松姓は宇佐発祥とされる姓氏です。この点を調べると、なにか発見があるかもしれません。

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福岡県神社誌:中巻31頁
[社名(御祭神)]天満宮(菅原神)
[社格]村社
[住所]朝倉郡大福村大字上寺字国松
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2020.05.17訪問)

8月2日の日録

【本日の所持金:38,562円】

生活困窮者です。

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今日は10時から町内会の臨時総会のため、朝、近場で軽く自転車をこいで運動しました。上記の地図で、赤線の約10kmが、朝7時前に家を出て走った部分です。

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大己貴神社|あさくらの地は弥永にある我が国で最も古いと言われている神社

大己貴神社

筑前町弥永の大己貴神社と、朝倉市持丸の大嶽神社(愛嶽社)を訪問し、毎度ですが、宝くじ当選・相場大勝、つまり生活困窮者への「金銭的支援」をお願いしました。

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出雲大社 - Wikipedia

高皇産霊尊は国譲りに応じた大己貴命に、「汝の住処となる「天日隅宮(あめのひすみのみや)」を、千尋もある縄を使い、柱を高く太く、板を厚く広くして造り、天穂日命に祀らせよう」と述べた。(『日本書紀』)
(略)
共通して言えることは、天津神(または天皇)の命によって、国津神である大国主神の宮が建てられたということであり、その創建が単なる在地の信仰によるものではなく、古代における国家的な事業として行われたものであることがうかがえる。
また、出雲大社の社伝においては、垂仁天皇の時が第1回、斉明天皇の時が第2回の造営とされている。

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大己貴神社と奈良・桜井の大神神社の関連からか、大己貴(大国主)ではなく大物主(大山咋)を祀るのではないか、というかたもおられるようです。非常に難しいところですが、近くの「梨の木城」という老人ホーム付近に「日隅宮」の石祠があるところを考えると、やはりここは大己貴(大国主)が追い詰められて、高木大神(高皇産霊神)に命を召し上げられた場所だと考えるのが、すっきりします。そしてのちに「出雲」にでかい神殿を建て直して、あらためて祀り直されました。

もっと言えば、大己貴(大国主)の父、月読命(大山祗)の起点は現在の久留米市田主丸一帯であり、そこから北上して、最後の拠点としたのが、現在の宗像大社です。「出雲」という地名の発祥は旧嘉穂郡筑穂町平塚の「出雲」で、そこから、のちの出雲国に展開していきました。

大己貴神社が大神神社に似ている最大の原因は、大物主=大国主という通説の解釈に従って、いわば上書きされる形で本家側が染められたのではないかと考えています。

どちらかと言えば、大神神社の元宮というより、出雲大社の元宮というべき存在なのですが、さすがにもっと調べてみる必要がありそうです。

かたや大嶽神社は、おそらく修験道の修行場だったのではないかという気がします。脇を流れる川で手を洗い、お宮に手をあわせます。前回訪問したのが正月明けでしたが、あの時とかわらない神秘性があって、雑念なく金銭的支援をお願いしました。「かねくれ」という時点で、雑念とあんまり変わらないのですが。

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帰宅して朝食をとろうと冷蔵庫をあけると、あるのはパンの耳とナスでした。どちらも頂き物です。

50になろうかというおっさんが、パンの耳とは……。貧乏がにくい……。

9時半に家を出て、町内会の臨時総会に向かいます。区会計さんが発熱して(まさか!)急きょ欠席のため、出欠と委任状提出数の計算を行い、大会成立を宣言し、議長に引き継ぎます。

11時前に終了し、議事録案を作成して、役員全員の家に案を投函したあと、どうも運動し足りないので、今度は寺内ダムまで往復することにしました。

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13時ごろ家を出て、寺内ダムまで15kmほど往復しました。地図で青線の部分です。

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美奈宜神社に立ち寄り、ここでも相場大勝・宝くじ当選と、金銭的支援を祈願しました。

 

朝倉市田中 水神社


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どうやら国有地にこの石祠は建っているようです。塀に取り付けられた標章を確認すると、水天神社として登録がされています。水天神となれば、やはり海神 豊玉彦か、その妃の罔象女神(みずはのめ)か、ということで考えてよさそうです。
立派な塀に囲まれているのは、おそらくは水害で流されないようにするための防御と思えます。

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福岡県神社誌:記載なし(発見できず?)
[社名(御祭神)]?
[社格]?
[住所]?
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2020.05.17訪問)

「フェスタサマーミューザKAWASAKI2020 東京交響楽団 ベートーヴェン生誕250年~秋山和慶の「田園」&「運命」~」

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7月30日、ミューザ川崎で「サマーミューザ2020」を聴きました。
 
コロナウィルスの影響により、予定していた演奏会がどんどん中止になり、なんと昨年12月14日の「名曲全集」以来の演奏会となってしまいました。最後がミューザではじまりもミューザなら縁起がいいでは……なんて話にはなりません。半年も演奏会に行けないというのは、いくら貧乏でもつらいものです。
今日の演目は「田園」と「運命」です。当初、別の会場で行われるはずだった演奏会が見直され、ミューザ川崎での開催に変更されました。おかげで日程が1日繰り上がり、日帰り弾丸旅行しか選択肢がなくなってしまったのですが……。
 
演奏会の前にプレトークが20分行われ、評論家の奥田昌道さんと秋山さんの二人が舞台に登場して、曲目の見どころや演奏するときの姿勢について会話を繰り広げます。秋山さんが「スフォルツァンドをはっきり出さないとベートーヴェンらしくならない」旨の発言をされます。その前段に「その作曲家らしさを大事にしないといけない」とも。

ところで、きょう指揮したのは? 秋山和慶回想録

ところで、きょう指揮したのは? 秋山和慶回想録

 

秋山さんは文化功労者選出記念出版の回顧録で、「指揮者が目立たず、オーケストラが素晴らしい演奏をすること」が理想だと語っています。本物のプロ職人だから言える発言なのですが、どうしても客はスタア性を求めてしまうのも事実です(まぁ、スタア性で売ってる連中も多数存在する世界ではあるのですが)。凄い指揮者なのに、なぜか地味に思われてしまうのは、そのあたりに理由がありそうです。

ほぼ日刊サマーミューザ2020オンライン 8/1日 第8号 | バックステージ・ニュース

(上記ブログに、カーテンコールの模様が残されています)

この日、楽団員が帰った後も拍手は鳴りやまず、秋山さんが舞台に戻ってきて礼をされているのがみえて、私も椅子から立ち上がり、拍手をおくりました。
 
この日演奏された「田園」と「運命」は、秋山さんのいう「ベートーヴェンらしさ」を共有しつつも違う世界の曲で、マーラーにしてもベートーヴェンにしても、よくもまあここまで違う曲が出来上がってくるものだと感心するほかありません(ブルックナーは彼ら二人に比べるとはるかに同じ世界にとどまっています)。

その曲想の違いを描き分けながら、素晴らしい演奏を聴かせていただいたことに感謝しつつ、半年(以上)ぶりのミューザ川崎を去ることができました。

次回は、8月8日の九響との演奏会です。こちらも「運命」が演奏されます。九響がどう料理するか、東響にはまだ勝てないとなるか、四つ相撲になるか。楽しみに待つことにします。

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フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2020 東京交響楽団|フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2020

フェスタサマーミューザKAWASAKI2020
東京交響楽団
ベートーヴェン生誕250年~秋山和慶の「田園」&「運命」~
 
2020.7.30(木)15:00開演
(14:00開場/14:20~14:40プレトーク
 
指揮:秋山和慶(東京交響楽団桂冠指揮者)
ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
ベートーヴェン交響曲第5番「運命」

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