松村かえるの「かえるのねどこ」

旧「美風庵だより」です。

久留米市御井町 水分神社(高良大社 奥宮)


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古くは高良廟(別所)とされ、玉垂命の墓所とされていました。
福岡県神社誌では、高良神社(高良大社、高良玉垂宮)の摂末社 水分神社が、おそらくはこの神社のことだと思います。
現地は毘沙門天を祀るお堂としてつくられており、赤貧が訪問したときも、ろうそくが供えられ、線香の香りが漂っていました。
この地がほんとうに玉垂命の墓所であるかどうかは、さだかではありません。ただ、尾根を下った高良内に複数の墳墓が存在することを考えると、大王の霊を祀る場所であった可能性は常に頭にいれておくべきでしょう。

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国土地理院の地図を見ていると、高良内側から直接奥宮に登るルートもあるようなので、墳墓を見下ろす位置に精神的な中心地としてつくられたものという仮定に妥当性があるかどうか、実際に歩いて考えてみようと思います。

(注)福岡県神社誌については、本社である高良大社分の内容を掲載します。----------------------------------------
福岡県神社誌:上巻51頁
[社名(御祭神)]高良神社(高良玉垂命八幡大神住吉大神
[社格]国幣大社
[住所]三井郡御井高良山
[摂社(御祭神)]高良御子神社(朝日豊盛命、暮日豊盛命、斯礼賀志命、渕上命、谿上命、那男美命、坂本命、安志奇命、安楽応寶秘命)、豊比咩神社(豊玉姫命
[末社(御祭神)]真根子神社(壱岐真根子命)、印鑰神社(高良神社の印鑰)、稲荷神社(倉稲魂命)、愛宕神社(加具土命)、御祖神社(天照大神)、天満神社菅原道真公)、八幡神社応神天皇)、琴平神社大国主命崇徳天皇)、厳島神社市杵島姫命)、水分神社(水分神)、味水御井神社(水波能売神)
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(2020.05.06訪問)

7月25日の日録

【本日の所持金:31,522円】

五島勉さん追悼として、こつこつ再読しています。意外と時間がかかるのは、思い出すことが多いためです。ひとつひとつ調べながら読み進めています。

「実説大予言」も、ほぼ同時期に刊行されたものです。こちらは西丸震哉氏との対談がメインになっていました。地球はこれから氷河期に突入し、食料の確保が難しくなって、日本のような自給率の低い国は亡ぶ、といった内容だったかと思います。この本で、西丸氏は食品添加物の危険性についても触れていました。

西丸氏の名前に次に触れたのがこの本で、生活困窮者が高校生くらいだったかと思います。食品添加物などで身体がやられ、平均寿命は41歳になるだろうという内容で、当時、ずいぶんと話題になりました。いまになってみれば、短命化の陰りもみえず、むしろ平均寿命は伸びています。氷河期どころか、温暖化で暑くて死にそうです。

食品添加物否定といえば、これも一時期売れた本です。味の素やアスパルテームをはじめ、あれはダメこれもダメと発狂しまくった本でした。この本が出てから20年経ちますが、あいかわらず味の素もアスパルテームも存在します。本当に害毒なら、死者がでて発売禁止になってもおかしくないはずです。過激に書いて耳目をあつめてカネを儲ける、立派な炎上商法ぶりは、五島勉さんの「大予言」シリーズや、西丸氏の著作に通底するものがあります。

これらが売れたことを考えると「人間は不幸になりたがる生き物」なのかもしれません。

https://www.aska-corp.jp/aska_science/index-21.html

買ってはいけない」の共著者だった船瀬俊介氏は、まだまだ御健在のようです。

上記のホームページの「クスリは飲んではいけない」には、こうあります。

アメリカの死亡原因のトップは“病院”です。現代の病院は、患者を治す所ではなく、“殺す”場所になっているのです。いわば、有料人間屠殺場です。医者や看護士は、さしずめ、屠殺場で働く白衣の職員です》

生活困窮者は、インフルエンザに過去2回かかったことがあります。2度目は、タミフル登場後でした。タミフルの処方をうけ、数日寝て職場に復帰しました。一気に楽になったのを実感し、これが医学の進歩かと驚いたものです。

突発性難聴に襲われたときも、1か月服薬して回復しました。あのまま片耳が聞こえなくなっていたら……。

病院はその性格上、一般家庭や職場より死人が出る確率が高いのは、子どもでもわかります。手遅れになったひとが救急車で運ばれてくる場所なわけですから。死亡「場所」のトップを死亡「原因」のトップと言いかえるのは、有害電波というよりわざと書いているとしか思えぬ中傷です。

よくまあ起用を続ける会社があるものだとホームページを眺めていて、気づきました。

「天然」「自然」がずらりと並んでいます。要するに、そういうのを求める客に訴求して商売をやっている会社なわけです。売れるためには、周囲よりももう一段過激に主張して、目立たないといけない。それを実践しているもの同士が、手を組んだということなのでしょう。

と、こんな感じで、過去を反省しつつ寄り道ばかりしているため、肝心の「大予言」の再読がすすみません。

 

 今日は11時から建物の電気保安点検ということで、立会に行きました。

14時ごろに終わって、今度は、痛風の薬を処方してもらいに、近くの病院に行きました。

玄関に入る手前で検温しているのは、5月に薬を処方してもらいに来たときとかわりません。検温してくれている女性の前に立つと、かなり上からの態度で「手を洗ってください」と言われます。

「どこで洗うの?」

「うしろ」

振り向くと、小さな流し台が設置されています。

「5月に来たときはこんなのなかった。どんどん増えるね」と言うと、やっと女性がすこし笑います。

「6度8分ですね。なかにどうぞ」と言われて、受付に向かいます。

処方箋を出してもらい、外に出て門前薬局に向かう途中に「発熱のあるかたは入らないでください」という看板を見かけました。どうやらここの病院、徹底して厳戒態勢のようです。インフルエンザが流行している時期は、進行方向の矢印と「発熱のある方は裏口で受付します」の記載がある看板が立っているのは目にしていましたが、まさか締め出し宣言ですか……。

コロナのせいか、それとも土曜日の昼からはもともと少ないのか、ほとんど待たずに中に呼ばれました。

門前薬局で「お薬余ってませんか?」と声を掛けられました。

「たしかに余ってますね」と返事をして、「1月おきに病院来てるけど、10週分処方してもらってるから、余りますよね」と言い加えます。「持参いただくと、調整しますから」と言われて薬局を出ました。

 余った薬を客に持参させてその分売るのを減らしたら、収入が減るのではないか?と思いましたが、突っ込まないことにしました。もしかすると知らないところで「~加算」とかやってるかもしれませんし。

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どうやら26日は雨が降らないようなので、帰宅して「神社めぐり」の経路を考えます。地図の青い表示が、これまでに「神社めぐり」シリーズで訪問した各地の神社です。自転車で行ける範囲は、だいたい行きつくしたのがおわかりいただけるかと思います。明日は、黄色い枠で示した範囲(久留米市山本町)あたりを往復してみたいと思います。

久留米市御井町 高樹神社


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高良大社に向かう途中にある、赤い屋根の神社です。ここが高木大神(高皇産霊神)を祀る高樹神社であることは以前から知っていたのですが、足が向かず、なかに入ったことはありませんでした。
久留米に在住していた時代ふくめて、今回が初訪問です。

福岡県神社誌では明治6年(1873年)に郷社に比定されたとあります。それほど由緒正しいお宮なら、もっと大きな立派な社殿でもよいのでは……。

そう思いつつ案内板をのぞき込みます。

玉垂命が入る前、高木大神(高皇産霊神)をこの地では高牟礼権現と呼び、地主神としてお祀りしていたとあります。学生のころ、たしかにこの話は聞いたことがありました。玉垂命が山上に結界を張り、戻れなくなったという話を、何の気なしに聞き流し(読み流し)、深く考えずにいたのです。
神社めぐりをするようになり、玉垂宮神秘書を入手していろいろと読むようになってみると、この高樹神社の重要性がわかってきます。

赤貧は古田史学の会などの古代史関連の研究会とはまったく無縁です。ホームページで公開されている情報をもとに彼らの動向を参考とするくらいなのですが、どうも玉垂命を筑後の三瀦あたりを拠点とした一族で、高木大神(高皇産霊神)との勢力争いの境目が筑後平野と考える向きが多いように思えます。南から北へ勢力を拡大したと考えるもので、赤貧もむかしはそれを当然のごとく受け入れていました。

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しかし、私たちは玉垂宮神秘書で、藤大臣 阿部相凾(あべのしょうかん)は四王寺山で初代住吉大明神 鵜葺草葺不合命(うがやふきあえず)から神器を譲られ、玉垂命(筑紫君:開化天皇)に即位したことを知っていますから、むしろ北から南へ勢力を拡大し、拠点として筑後の支配を固めたのだとわかります。

そして、同じく神秘書には、彦山権現は「敵」だとも書かれています。現皇室(崇神王朝)の祖である高木大神(高皇産霊神)+天之忍穂耳(英彦山)が敵だというのだから、穏やかな話ではありません。

決して伝承にあるような「宿として借りた」なんてものではなかったはずです。筑後平野を一望できる高良山を、九州王朝(ヤマト系=神武天皇・玉垂命直系)と現皇室の一派(イリビコ系・ワケ系)勢力が奪い合ったガチンコの抗争としか思えません。
この高樹神社は、郷社と呼ぶにはあまりにも貧相で、無格社でももっと立派なものがいくらでもあるほどですが、まさに歴史の証人として、高良大社の表参道の前に、鎮座しているのです。
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福岡県神社誌:中巻159頁
[社名(御祭神)]高樹神社(高皇産霊神
[社格]郷社
[住所]三井郡御井町字神籠石
[境内社(御祭神)]記載なし。
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(2020.05.06訪問)

7月24日の日録

【本日の所持金:33,142円】

アカウントの停止と削除 | Facebookヘルプセンター | Facebook

自分のFacebookアカウントを完全に削除するにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター | Facebook

ほぼ2年近くのぞくこともなかったfacebookのアカウントを削除することにしました。なんとアカウント削除の手続きをとって30日間は保留されるそうで、これも商売的には必要な措置なのでしょう。

おそらく、実名SNSにもそれなりの使い道はあるのだと思います。ただ、それが身内(親戚・知人)の連絡ツールとしての使いかたなら、LINEで閉鎖的にやればよいことです。敢えて見知らぬひとに個人情報をさらす必要はありません。

Facebookで2億6700万人の個人情報流出。ネットで飛び交う怒りの声 - まぐまぐニュース!

facebook自体も過去に何度も流出事件を起こしています。これは、facebookが特別、システム的な欠陥を抱えているというわけではありません。美味しい情報を大量に持っているから、攻撃が熾烈になるのです。このイタチごっこに、アカウントを持っていなければそもそも関わらずに済みます。

ブログサービスのよい点は、適度な匿名性です。

知っている人が見れば、生活困窮者が書いているのだとわかります。

それでいて、適度に毒を吐くこともできる匿名性も保持できる。この居心地の良さが、ブログを続けられる最大の理由です。

これを「身の危険が及ばないところで書き散らすことには意味がない」と吠えるかたが居ます。

SNS利用にあたって知ってもらいたい5つのこと | 立命館大学

或る私大の学生向け手引きを読めば、学生に対して「引き受けられる・責任が持てる範囲での行動か?」を問うていることがお判りいただけるでしょう。これが今どきの発想であって、facebookが衰退するのは、当然といえば当然のことなのです。

facebookの急激なオワコン化とTwitterの復活を広告目線から考えてみる - 足ることを知らず

 

先日、鶏の肝煮について触れたところ、アクセス数が増えていました。さすがにあのままでは手抜きと言われかねませんので、作り直してみることにしました。

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(1)鳥肝はたいてい、肝臓と心臓がセットになってそのまま入っています。肝臓は3つくらいに切り分け、心臓はふたつに割ります。ざるに入れて流水で洗うと、黒いゼリー状のものがどんどん出てきます。これが臭みの原因である血のカタマリです。しっかり取り除きます。

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(2)日本酒だけで下茹でします。沸騰して数分もすると、濁ってきます。このなかに灰汁や苦みが溶け込んでいるので、捨てます。お酒がもったいなければ水でもかまいませんが、臭み抜きの効果は落ちます。

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(3)下茹でしている間に、生姜をすりおろします。量はお好みでかまいません。

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(4)おろししょうがに黒砂糖とめんつゆを加えてタレを作ります。下茹での煮汁を切った鳥肝にタレを加えて、ふたたび火に掛けます。

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(5)いちばんのポイントは、煮立ってしばらくしたら火を止め、冷めるまで放置することです。加熱し続けている間は、肉や魚にタレは染み込んでいきません。肉や魚は、冷めるときに味が染みていきます。人肌くらいに冷めたら、再度加熱します。これを繰り返すほどよく味が染みて、かたい食感になります。やりすぎるとボソボソになってしまうので、何回目で止めるかが、その料理人だけのコツということになってきます。